「丹羽宇一郎」の日記一覧

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45、『人間の器』(丹羽宇一郎著)は人間の器の大きい人は中村哲さんのような人だろう、と

『人間の器』 丹羽宇一郎著 幻冬舎新書616 2021年3月25日発行 ー敬愛するノンフィクション作家エッセイストである丹羽宇一郎さんの本を、朝日新聞の「売れてる本」のコーナーで知り、早速読んだ。自らの考えは一貫していて、その主張が、丹羽さんの、どの本にも記されていて、その都度感動して読んでいる。丹羽さんの主張は、僕に乗り移ったようで、常の精一杯、清く正しく美しく生きろ、と応援してくれる。 ーま…

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19、『人を育てよ 日本を救う、唯一の処方箋』(丹羽宇一郎著)は私の遺言のような形で完成した、と

『人を育てよ 日本を救う、唯一の処方箋』 (丹羽宇一郎著) 朝日新書 2015年9月30日発行 ー心は一向に進歩していません。何千年経っても戦争はなくんらず、自分の欲望を制御できない人が、世界中に溢れています。進歩の跡は残念ながら、全く見られないのが現実です。  心は1代、1代で消えてしまうものであり、心の教育の万能薬もありません。  人間は、自分で自分をコントロールする力があるからこそ、人間な…

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132、「危機を突破する力」(丹羽宇一郎著)(2)は読書の力で人間の性をの血を鎮める時代がやって来ると

ー経営とは、人間とは何者かを追究する場だった。  経営者は人間勉強が欠かせない。そして読書はそのもっとも有効な手段である。なぜなら、私たちは読書を通じて古今東西の偉人・賢人と対話して彼らの洞察をわがものとすることが出来るのだから。読書の最大の効用はそこにあると私は思う。  ガレルの『人間ーこの未知なるもの』は科学の視点から人間の総体に迫った著書だが、この『木のいのち木のこころ』は木の性質や寺社建…

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132、「危機を突破する力」(丹羽宇一郎著)(1)は読書の力で人間の性をの血を鎮める時代がやって来ると

『危機を突破する力 これからの日本人のための知恵』 丹羽宇一郎著 角川新書 2015年6月10日発行 ー丹羽宇一郎さんは、読書の意義を、「死ぬほど読書」で僕にしっかり教えて下さった尊敬する人です。その本を読んでから、丹羽さんの本を、10冊以上読みました。そして、暫く読みませんでしたが、今回、ブックオフで、まだ僕が、読んでいない、この本を見つけて読みました。これも、読書の重要性をしっかり書いておれ…

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31、「死ぬまで、努力」(丹羽宇一郎著)で生きて行く

「死ぬまで、努力 いくつになっても「伸びしろ」はある」 丹羽宇一郎著 NHK出版新書 2020年2月10日発行 ー私たち人間は何歳になっても同じようなことを考え、同じような行動を繰り返しているようです。 「人間は死ぬまで努力だ!」と、私はいろいろなところで話してきました。  「DO YOUR BEST EVERYDAY!」は、「毎日ベストを尽くして生きる」を自らに課すもの。  「死ぬまで努力!」…

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1日1首(令和2年1月21日~1月25日)

令和2年1月21日 笛吹市シルバー人材センターに登録に行く仕事見つけに     1月22日 フラココで藤原さんとカラオケを新人2人加え楽しむ     1月23日 「朱鷺の墓(下)」甲府市立図書館で見つけ借り受け急ぎ読了     1月24日 「デラシネの旗」も甲府の図書館で借り受けもっか読了中なり     1月25日 寝たきりで絵画、書描く小林浩太朗展娘夫婦と義隆妻行く 丹羽さん…

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7、「人間の本性」(丹羽宇一郎著)は10冊目の本、素晴らしいなり(終)

ー生きていくことがストレスだというのなら、ストレスという言葉をことさら持ち出す必要はないでしょう。  ストレスという概念を持たずに生きていくことが自然体ではないでしょうか。  どの履歴書もたいていは、「不都合な真実」に目をつぶる個人史になるのではないでしょうか。  人は誰しも弱さを抱えていますが、その弱さから目をそらさず、受け入れないことには本当に強くもなれません。ですから、自分の欠点や弱さとい…

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7、「人間の本性」(丹羽宇一郎著)10冊目の本なり素晴らしいなり(2)

ーノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンの研究。  年収7万5000ドル(約800万円)を超すと幸福感は頭打ちになる。  年収が800万円を超してくれば、経済的な煩わしさが減ってくるという。  お金によって得られる生活の喜びが小さくなるからだと思います。 「限界効用逓減の法則」  年収が1500万円を超すと、幸福度がむしろ下がってくることです。それは収入が多いこと自体が、心配の種になるか…

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7、「人間の本性」(丹羽宇一郎著)は10冊目の本、素晴らしいなり(1)

「人間の本性」 丹羽宇一郎著 幻冬舎新書 2019年5月30日発行 ー「コスパがきわめて悪いことでした」 コストパフォーマンスという尺度で文学をはかってしまう感覚は、何か大きなものが欠けている。 コスパという数字では割り切れない人間のさまざまな面が、濃密に描かれている。  人の思いや感情といった心のあり方は、ギリシャ神話も源氏物語の時代も、いまとまったくといってよいほど変わりがないのではないでし…

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1日1首(令和2年1月11日~1月16日)

令和2年1月11日 一瀬さん「一行詩」宛送付する神宮寺さんの紹介投稿     1月12日 ヘッセ作「車輪の下」を語り合うメンバー8人読書会にて     1月13日 「正妻」で林真理子は描き上ぐ徳川慶喜人間像を     1月14日 冬晴れの甲斐の山々美しや八に甲斐駒鳳凰白根     1月15日 丹羽著「社長って何だ!」目線高く国の将来挑戦せよと     1月16日 デイ勤務送迎だけの仕事…

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6、「社長って何だ!」(丹羽宇一郎著)社長を記す(2)

ー上場企業の役員報酬 最高額はソフトバンクグループ副会長の32億6600万円。  行き届いた配慮や清潔さ  信用を築くこと 仕事をすることで、生涯の友人に出会えた。  人は仕事によって磨かれます。仕事で悩み、苦しむからこそ人間的に成長するということ。  中小企業の社長は、  自分の財産と身体をかけているだけに、経営も文字通り命がけです。  余禄としていただいたものは返すか、あるいは寄付するという…

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6、「社長って何だ!」(丹羽宇一郎著)社長について記す

「社長って何だ!」 丹羽宇一郎著 講談社現代新書 2019年12月20日発行 ー私が社長に就任したのは1998年4月です。  ただ、危機に瀕している会社を何とかしなければならないという思いに駆られたのは確かです。  一方で不良資産処理やリストラを進めながら、他方で前代未聞の巨額投資によって株を取得する戦略です。  収益構造を変革し、儲けを生み出す仕組みを作ることは喫緊の課題でした。  決断すると…

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1日1首(令和2年1月1日~1月5日)

令和2年1月1日 有ることを確認してた丹羽さんの「負けてたまるか」買って来たなり 初詣一宮浅間神社行く送迎バスありコーヒー頂く    1月2日 文学館今年楽しいこととして林真理子展開かれるなり    1月3日 丹羽さんの「社長って何だ!」定価にて新刊書店で買ったなりけり    1月4日 番号の年賀はがきで3割引きとすすき時計で置時計買う    1月5日 デイ勤務社長と吾は口論に「辞めろ…

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「負けてたまるか!若者のための仕事論」(2)を読む

ー心から楽しいとか、これをやるのが自然なことだと思えたら、それは努力にはなりません。 「人は読書で磨かれる」  論理的思考が養われることです。  私は、「経営は論理と気合い」だと思っています。  人間は「動物の血」が流れている以上、そこには残虐性が潜んでいます。  人間の持つ素晴らしさは、「動物の血」を自ら抑制し、「理性の血」に置き換えられることです。それができるから、人間は犬猫とは違う存在とい…

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丹羽宇一郎著「中国の大問題」は日本の未来を思案する

「中国の大問題」 丹羽宇一郎著 PHP新書 2014年6月27日発行 ーアジア最大の国土と4000年の歴史を有する中国。 14億人もの人口を抱える世界一の経済大国には、さまざまな難問が山積している。実質的には2012年11月に発足した習近平政権は、どのような舵取りをしていくのか。  習近平・李克強の二頭体制の確立が印象づけられた。 (全人代)  各地方から選ばれてくる約3000人の代表者で構成さ…

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丹羽宇一郎著「習近平はいったい何を考えているのか」は卓見なり(終)

ー胡耀邦ほど中国国民に愛され、かつ海外諸国からも信頼された中国の政治家はいないのではないか。  習近平の父親である習仲勲は胡耀邦を支持し、解任に反対した経緯がある。  日中共同声明(2008年) 「戦略的互恵関係」の包括的推進について合意した。 「日中間の4つの基本文書の諸原則と精神を遵守する」の部分。  中国の最高指導者にとって、日中間で最大の問題はむしろ歴史的認識問題だろう。  日中間には「…

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丹羽宇一郎著「習近平はいったい何を考えているのか」は卓見なり(3)

ー中国が1978年以降の改革開放政策によって国力をつけていくにつれ、過去に奪われたものを取り返す動きが強まる。  香港とマカオは現在、  「一国二制度」が実施されている。  習近平は「中国の夢」を大きく打ち出したのである。その「夢」の実現は、国際秩序に根底的な影響を及ぼすことになる。  中国は14億人の人口を有する国家として、人類が歴史上経験したことのない「壮大な資本主義社会の実験」をしていると…

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丹羽宇一郎著「習近平はいったい何を考えているのか」は卓見なり(2)

ー今世紀の世界の行方を握るのは、急激に経済大国に成長してきた中国である。  習近平は農民に溶け込もうとした。李克強が参謀タイプの官僚ならば、習近平は親分タイプの政治家である。  居並ぶ有能な人材のなかから選ばれた習近平は、そうとうな指導力と、政治的手腕の持ち主であることは間違いない。  習近平は初めて上からの指名がなく総書記に就いた。政治局員OBや長老組も、温厚な習近平なら無難に政権をまとめるこ…

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丹羽宇一郎著「習近平はいったい何を考えているのか」は卓見なり(1)

「習近平はいったい何を考えているのか 新・中国の大問題」 丹羽宇一郎著 PHP新書  2016年10月28日発行 ーグローバリズムを背景に、世界各国で進む貧富の格差拡大である。  世界人口の半分に当たる下位36億人が保有する資産は、世界で最も裕福な62人の資産と同額だという。  世界に富は、ごく一部の人びとに、より集中し、格差は着実に広がっている。  中国を生かすことが、日本ばかりか、世界を生か…