「生と死」の日記一覧

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新年にちなんで (自分のためのメモ)

2022年が開けました。おめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 新しい年を迎えることができ、すこしホッとしています。 としあけ早々に病院で検査を受けてくる予定に していますが、結果はどうあれ、人間には寿命があり、 その予想をはかることはできません。 一休禅師の戯れ歌(?)が思い起こされますね。 『正月は冥土のたびの一里塚、  ありがたくもあり、ありがたくもなし』 一休さんはド…

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忘れえぬ日、忘れえぬ人など(1577)

 東京五輪が終わって、もう1週間も経つのか。その後、wakohの日記もすっぽり抜けてしまったままだ。一種の虚脱状態と言うわけではなかろうが。  この時期、忘れえぬ日が相次いでいる。76年前の、8月6日の広島原爆、9日の長崎原爆―このことは今年の日記には記さずにしまったが。そして明8月15日、敗戦の日、終戦記念日。  その少し前には、数多い東京大空襲の中でも、3月10日の下町を中心とする廃墟と化さ…

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「ハッカクレンが咲いた」

「おはよう。もう慣れた?」 金魚愛は止まらない。 雨戸を開ける。雲が分厚い。一つ一つ花を見る。パンジーはまだまだ盛んに咲く。花柄を摘む。 !ハッカクレンが一輪咲いている。スマホスマホ。 金魚も撮るか。おお!2匹が4匹に見える。 目覚めると習慣で枕元のラジオをつけるが、猫を飼う女性が意外な事を言う。 ペットは子供と同じ。先に死ぬから逆縁とも言える。死ぬと大きな悲しみに襲われる。ペットロ…

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引き受けるということ (自分のためのメモ)

自分の置かれている状況を、受け取る、あるいは引き受けるということが、生きる姿勢においてとても重要だなと思いますね。 置かれた状況を引き受けていない人は、その状況に対していつもブツブツと文句を言っています。そして自分では解決ができません。この杯は飲みたくないのだと言うだけなのです。 これが引き受けることができたときには、ただ黙々と必要なことを実行していくようになります。文句を言う気持ちは消えて…

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生きているだけで丸儲け

午前中の散歩で、同級生とおしゃべり。 定年後の楽しみは、時代小説と一人旅という。 話のついでに 死について考えないのか、尋ねてみた。 考えても仕方ない。 なるようにしかならない。 という答え。 普通の人の感覚だろう。 私は若い頃から、生きるとは何を 考え続けてきた。 当然、死を考えざるをえない。 自然ないきさつ。 考えても仕方ない、というのは、 何か、なさけ…

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死とは

昨日の回答の一つが下記。 https://jp.quora.com/ヨーガや瞑想を続けていると-外側の世界で起こるこ/answers/212420837 全ての答えは、外側にあるのではなく、内側にあるのでしょうか。という質問。 おもしろい質問なので回答した。 さて、人の認識には、外側と内側の 両方があるのだろうか。 人は感覚(5感と体内感覚)を使い、外界とつながっている。 胎児から人の…

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世界の涯ての鼓動

<パリ、テキサス>や<ベルリン・天使の詩等のヴィムム・ヴェンダース監督で、舞台はノルマンディ、ソマリア、フェロー諸島、大西洋深海いうので、前知識なしに例によってお馴染みのロード・ムービーかと思いましたが、主人公2人一緒なのは最初のノルマンディのホテルだけで、あとは互いに離れた場所で想い想われるばかりで少々見当違いでした。 >フランス・ノルマンディーの海辺のホテルで、ジェームズとダニーが出会い、…

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老い -「生と死」について

このごろ老いについて考えることが多くなりました。 思いついたことを書き並べてみたいと思いますが、楽しい話題ではないので嫌な方はスルーしてください。 また、頂いたコメントに返信ができないことが多いと思いますのでご了承ください。             * ・どんなにきれいな花も最後はぼろぼろに朽ちて終わる。 ・いま生まれた赤ん坊も、いずれは老いていく。そしてそれはそんなに遠いことではない。 ・…

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地獄絵図のこと (自分のためのメモ)

古いお寺には地獄絵図というものがあって、死後にはいかに悲惨な煉獄が待っているかを表している。炎が燃え盛り、釜茹でされて泣き叫ぶ人々、あるいは鬼により道具を使って肉を引き裂かれ苦しみ叫ぶ姿。そんな恐怖を与える絵図が飾られていて、生前に正しく生きるよう促している。 あの白隠禅師も子供の頃にこの絵図を見て、地獄を畏怖するようになり、それが禅を志す動機になったということを聞いたことがある。死ぬとこのよ…

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生と死ー再考:直近の経験を通して(1079)

こんな歳になると、「生と死」の問題はいよいよ切実になってくる。既に何等かの形で、この問題に触れたことはあるだろう。  だが、一般的に考察したり、哲学的に論じようとしたりするものではさらさらない。  そうではなくして、極くごく最近の経験から、いくばくかの思いを吐露してみようとするだけのことである。  直前の日記で、10月30日、秩父・長瀞の散策のことなどを記したばかりである。  帰宅して、パソコ…

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インド人の死生観/ガンジスに還る

岩波ホールで見たのはインド映画<ガンジスに還る>でした。”解脱(死去)”の近いことを知った父とその息子が主人公ですが、観客も私を含めて解脱の近いような人が殆どでした(笑) >死期を悟った父親がガンジス河畔の聖地バラナシで死にたいと言い出し、息子は渋々休暇をとって父親に同行します。そういう人達の宿泊所「解脱の家(原題)」は滞在は15日間まででその間に解脱しないと出て行かなくてはいけない、という決…

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最新科学が示すこと

中国が量子を使った通信に人工衛星との間で成功している。 日本も確か小型衛星で成功したとか。 量子には時間も空間もないことが分かっている。 将来、人が火星に行っても「もしもし、ハイハイ」と普通に電話で話せる、ということである。 さらに進めば火星にわざわざ行かなくても火星の状況は簡単に分るようになると思う。 (「量子もつれ」という現象を利用すれば量子の世界と実世界を結ぶことができるのだ) 火星だけ…

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生と死は密やかにつながって

 他界した友人などが身近に感じられることがあります。 お別れの時の、顔が浮かんできて、もう一度会いたいと思ったりする。  ー生者は死者によって生かされ、死者は生者によって生き続ける。ー 河野万里子さん訳、星の王子さまの後書きに書かれていた言葉が、すっと胸を通ってきます。そして、こんな風に言葉は続きます。  ー生は死と、死は生と、密やかにつながっている。ー  そのつながり方は実に微妙で、つなが…

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安楽死と死ぬ自由を考える

明日、この104歳のオーストリアの科学者グドール氏は、この世からいなくなります。 老活 または 終活の極みがこれです。 生き物は死亡率100%。 生まれた空には必ず死ぬ運命にあります。 その生まれてから死ぬまでの時間、人生をいかに過ごすか。 それは時間の旅だと言えます。 ヨーロッパの一部の国は、自ら命を絶つ選択が出来ます。 104歳で自死を選んだのには様々な理由があるでしょう。 …

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生と死に関わる2つの会合 (1001)

折角この公開日記が1000の大台に達したと思ったら、また1週間以上ブランクが出来てしまった。  それは、一つには余りいい加減なことを書くわけにもいくまいとの気持ちがあったからかもしれない。  それに、どういうわけか、突然ちょっと眩暈がしたりして、少しばかり横になっていたこともあるのかもしれない。  いずれにせよ、勤勉からは程遠い、懶惰な生活ではあった。  だが、その間に、2回ほどタイトルに掲げた…

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生と死―年賀状と喪中はがき

歳末も次第に押し詰まってきた。益々慌ただしい。  この時期、年中行事、歳時記の一つに年賀状書きもあるだろう。wakohは社交的な人間ではないけれども、お付き合いのある方々とは、誠実に対してきているつもりだ。元教員でもあった。たくさんの学生・卒業生などと接してきていた。  だから現役を引退して、もう10年にもなるけれども、どちらかと言えば、年賀状などは沢山いただく方かもしれない。  尤も、80歳代…