東京五輪が終わって、もう1週間も経つのか。その後、wakohの日記もすっぽり抜けてしまったままだ。一種の虚脱状態と言うわけではなかろうが。 この時期、忘れえぬ日が相次いでいる。76年前の、8月6日の広島原爆、9日の長崎原爆―このことは今年の日記には記さずにしまったが。そして明8月15日、敗戦の日、終戦記念日。 その少し前には、数多い東京大空襲の中でも、3月10日の下町を中心とする廃墟と化さ…
自分の置かれている状況を、受け取る、あるいは引き受けるということが、生きる姿勢においてとても重要だなと思いますね。 置かれた状況を引き受けていない人は、その状況に対していつもブツブツと文句を言っています。そして自分では解決ができません。この杯は飲みたくないのだと言うだけなのです。 これが引き受けることができたときには、ただ黙々と必要なことを実行していくようになります。文句を言う気持ちは消えて…
午前中の散歩で、同級生とおしゃべり。 定年後の楽しみは、時代小説と一人旅という。 話のついでに 死について考えないのか、尋ねてみた。 考えても仕方ない。 なるようにしかならない。 という答え。 普通の人の感覚だろう。 私は若い頃から、生きるとは何を 考え続けてきた。 当然、死を考えざるをえない。 自然ないきさつ。 考えても仕方ない、というのは、 何か、なさけ…
昨日の回答の一つが下記。 https://jp.quora.com/ヨーガや瞑想を続けていると-外側の世界で起こるこ/answers/212420837 全ての答えは、外側にあるのではなく、内側にあるのでしょうか。という質問。 おもしろい質問なので回答した。 さて、人の認識には、外側と内側の 両方があるのだろうか。 人は感覚(5感と体内感覚)を使い、外界とつながっている。 胎児から人の…
古いお寺には地獄絵図というものがあって、死後にはいかに悲惨な煉獄が待っているかを表している。炎が燃え盛り、釜茹でされて泣き叫ぶ人々、あるいは鬼により道具を使って肉を引き裂かれ苦しみ叫ぶ姿。そんな恐怖を与える絵図が飾られていて、生前に正しく生きるよう促している。 あの白隠禅師も子供の頃にこの絵図を見て、地獄を畏怖するようになり、それが禅を志す動機になったということを聞いたことがある。死ぬとこのよ…
岩波ホールで見たのはインド映画<ガンジスに還る>でした。”解脱(死去)”の近いことを知った父とその息子が主人公ですが、観客も私を含めて解脱の近いような人が殆どでした(笑) >死期を悟った父親がガンジス河畔の聖地バラナシで死にたいと言い出し、息子は渋々休暇をとって父親に同行します。そういう人達の宿泊所「解脱の家(原題)」は滞在は15日間まででその間に解脱しないと出て行かなくてはいけない、という決…
中国が量子を使った通信に人工衛星との間で成功している。 日本も確か小型衛星で成功したとか。 量子には時間も空間もないことが分かっている。 将来、人が火星に行っても「もしもし、ハイハイ」と普通に電話で話せる、ということである。 さらに進めば火星にわざわざ行かなくても火星の状況は簡単に分るようになると思う。 (「量子もつれ」という現象を利用すれば量子の世界と実世界を結ぶことができるのだ) 火星だけ…
他界した友人などが身近に感じられることがあります。 お別れの時の、顔が浮かんできて、もう一度会いたいと思ったりする。 ー生者は死者によって生かされ、死者は生者によって生き続ける。ー 河野万里子さん訳、星の王子さまの後書きに書かれていた言葉が、すっと胸を通ってきます。そして、こんな風に言葉は続きます。 ー生は死と、死は生と、密やかにつながっている。ー そのつながり方は実に微妙で、つなが…
歳末も次第に押し詰まってきた。益々慌ただしい。 この時期、年中行事、歳時記の一つに年賀状書きもあるだろう。wakohは社交的な人間ではないけれども、お付き合いのある方々とは、誠実に対してきているつもりだ。元教員でもあった。たくさんの学生・卒業生などと接してきていた。 だから現役を引退して、もう10年にもなるけれども、どちらかと言えば、年賀状などは沢山いただく方かもしれない。 尤も、80歳代…