「塩野七生」の日記一覧

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男たちへ 塩野七生著

 塩野七生(しおのななみ)1937年生まれ  20代でイタリアに遊学した後、「ルネサンスの女たち」で作家デビュー  ローマ帝国の興亡を描き国内外でベストセラーとなった  「ローマ人の物語」をはじめ「ギリシア人の物語」など数々の作品で知られる  ことし86歳  文化勲章受章されたが  彼女の著書「男たちへ」を手にしてどれだけのときが経つのだろう  なんとなく読み辛くてそのままにな…

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著者別インデックス:国内(塩野七生)

1.十字軍物語 1 (2010.09)   https://smcb.jp/diaries/4303789 2.十字軍物語 2 (2011.03)   https://smcb.jp/diaries/4360279 3.十字軍物語 3 (2011.12)   https://smcb.jp/diaries/4523103 4.ギリシア人の物語 1 民主政のはじまり (2015.12)   htt…

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2021年1月の読書

岩崎周一著『ハプスブルク帝国』講談社現代新書(443頁、1100円)。  スイスのチューリヒの北西約30㎞に、ハビヒツブルクという城跡がある。見晴らしの良い丘の上にある城は増改築を重ねる中、やがて「ハプスブルク」と呼ばれるようになり、一族の名の由来となった。  城の創建は1020~30年頃と伝えられ、この城とほぼ同時代にハプスブルク家は近隣のムーリにベネディクト派の修道院を建立した。中世期以降、…

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読書の大切さ

ふと目にした記事、 「若者の本離れ」がこんなにも加速した理由 今やマンガでさえ昔より読まれていない https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%ef%bd%a2若者の本離れ%ef%bd%a3がこんなにも加速した5つの理由-今や%ef%bd%a2マンガでさえ%ef%bd%a3昔よりも読まれていない/ar-BB10zDcG?ocid=spartanntp 少し前…

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年越し俳句

題: フィレンツェにて 冬空の花の聖母寺 床の色 冬空を季語としました。 ドォーモの正式名、サンタ・マリア・デル・フィオーレは、花の聖母寺、と訳するのが日本の慣例と作家の塩野七生さんに教えてもらいました。 大理石の床の色を思い出して詠みました。

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アレクサンダー大王の東征

 塩野七生の「ギリシア人の物語 3 新しき力」を読了した。著者は歴史小説家で、「ローマ人の物語」や「十字軍物語」等、西欧の古代から中世にかけての歴史小説で著名である。本書は、古代ギリシャの歴史に関するシリーズの第三巻であり、主ギリシャを代表した都市国家(ポリス)であるアテネとスパルタの衰亡、並びに、オリンポス山の北側の小国マケドニア王国の勃興、および、その王であるアレクサンドロスのペルシャ侵攻と…

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衆愚政治の果てに

 塩野七生の「ギリシア人の物語 2 民主政の成熟と崩壊」を読了した。著者は歴史小説家で、「ローマ人の物語」や「十字軍物語」等、西欧の古代から中世にかけての歴史小説で著名である。本書は、古代ギリシャの歴史に関する新シリーズの第二巻であり、主として超大国ペルシャ帝国を倒したアテネの勃興とその終焉を描いたものである。  前巻の時にも述べたが、本書で描かれる古代ギリシャ人は、現代のギリシャ人とは人種的な…

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スパルタ王レオニダスの玉砕

 塩野七生の「ギリシア人の物語 1 民主政のはじまり」を読了した。著者は歴史小説家で、「ローマ人の物語」や「十字軍物語」等、西欧の古代から中世にかけての歴史小説で著名である。本書は、著者が新たに書き起こした、古代ギリシャの歴史に関する新シリーズの第一巻であり、主として超大国ペルシャ帝国と都市国家ギリシャとの戦いを描いたものである。  本書では明示されていないが、本書で描かれる古代ギリシャ人は、現…