「高野秀行」の日記一覧

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天下の奇書2冊

このところ高野秀行氏の本をずっと読み返していた。 彼は1966年生まれで、早稲田の探検部在籍中にノンフィクション作家としてデビューして以来世界の辺境を舞台に体を張った作品を執筆している。 ご本人が「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く。」をモットーにしていると言う通り、とても一筋縄では行かないテーマに挑戦する様子をやや自虐的でユーモラスな筆致で紹介…

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男子厨房に入る

昨日は一日中荒れ模様の天気で、川にパックラフトを漕ぎにも行けず、海釣りにも行けずに自宅で閉門蟄居。 仕方がないので、気晴らしに高野秀行氏の「西南シルクロードは密林に消える」を読み始めた。 高野氏は早稲田の探検部在籍中にノンフィクション作家としてデビューして、世界の辺境を舞台に体を張った作品を執筆している。 ご本人が「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書…

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イスラム圏の飲酒事情

高野秀行の「イスラム飲酒紀行」を読了した。著者は、早稲田大学探検部出身のルポライターで、「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをして、それを面白おかしく書く。 」をモットーとする、自称「辺境作家」だそうだ。本書は、公的には飲酒が禁止されているイスラム圏に、著者自身が出かけて行き、酒を求めて悪戦苦闘した体験記である。  本書の大多数の章は、「私は酒飲みである。休肝日はまだない。」との言葉で始…