待春の心が先に歩きをり 稲畑汀子 履歴書に待春の瞳の写真貼る 工藤進 待春の心地爽やか街を行く アロマ 待春の湖が放てる波のいろ 木内憲子 耀いて碧待春の波の色 アロマ 待春や山頭火とも違ふ道 近藤公子 待春の絵画のやうな文字踊る 佐山苑子 待春のカテドラルめく都庁かな 稲畑廣太郎 待春のほのあたたかきマドレーヌ …
ネットニュースで目に留まった記事 「小学生のランドセルが重くて、心身ともに子どものストレスとなり健康被害も懸念されている。これを解消すべく小学生自身の発案により、ランドセルに装着できるキャスターを商品化して販売することになった」 読みながら、この商品に対してちょっと違和感を覚える ランドセルが重いのは、今に始まったことではなく、私が子どもの頃、革のランドセルは何も入れずとも結構な重さがあった …
昭和の思い出一番は、ランドセルですね、貧困家庭でしたので材質は段ボールです、見た目は分かりませんが、それでも嬉しかった。 大事に使って居ましたが、明け閉めしている内に破れてきて、それでも4年持ちました、5年生から当時中学生が使っていた、ヅックの肩が卦でした、少しだけ羨ましく思われたかな、
「黒いランドセル」 渡邊十絲子(わたなべとしこ) 作 昔々、その昔。 小学生になったとき、私は「黒いランドセル」を与えられた。 3つ年上の姉のときはピンクのランドセルだったのに。 母親の台詞を覚えている。 「男の子だから黒、 女の子だから赤と決めるのはおかしい。」 だから私には黒いランドセル? 小学校へ通う途中で、学校の中で、 他人の好奇の視線を浴…
アネモネに風のこびとが二、三人 三神あすか アネモネやエーゲ見たしと云ふ母に 岡田万壽美 アネモネや役目終へたるランドセル 常盤しづ子 アネモネの黒い瞳に陽の力 大村美知子 アネモネの情熱的な赤い色 アロマ アネモネや強気な人は苦手なり 大村美知子 アネモネや血圧はかる電子音 村上倫子 窓硝子透けてアネモネ濃むらさき 舩越美喜 …
12月15日 読売俳句 淵脇 護 選 老犬の深き眠りや冬に入る 指宿 鳥越 淳子 (評)公園で見かける犬はたいてい老犬である。寒い冬の訪れとともに、この老犬は犬小屋の中、または玄関の片隅などをねぐらに、身体を丸めて深眠りするようになる。人間も着膨れて暖房の虜となる。犬と季語の二物が衝撃した二句一章俳句の秀作。 哀しみをほどいて毛糸玉の数 霧島 秋野 三歩 湯煙の峡に 谺し…
12月15日 読売俳句 淵脇 護 選 老犬の深き眠りや冬に入る 指宿 鳥越 淳子 (評)公園で見かける犬はたいてい老犬である。寒い冬の訪れとともに、この老犬は犬小屋の中、または玄関の片隅などをねぐらに、身体を丸めて深眠りするようになる。人間も着膨れて暖房の虜となる。犬と季語の二物が衝撃した二句一章俳句の秀作。 哀しみをほどいて毛糸玉の数 霧島 秋野 三歩 湯煙の峡に 谺し…