「新生」の日記一覧

会員以外にも公開

じゅんじゅんと 令和4年の 秋行きて 朝顔とまとに 我もまだ在り

 秋の始めの病院行き。  のん気な自分が何時になく鬱鬱(だった)。  板子一枚の下の事や一寸先の事などを意識したせいだ。  でもというか だからというか、今日日こうやって居れるのは小さくも有難くも奇跡なのだと思う。  あるいは思えと思う。 で、突然だけれど、スナップエンドウはほぼ芽が出揃うも、ソラマメが不揃い。  いつだったかは発芽せず、苗を購入する羽目になったから油断…

会員以外にも公開

『 恋せんか銀河の外で春の夢 』TAO575交心ytx2804

🍀 ゚゚・。。♣。。・゚゚ ★ TAO575交心 ★ ゚。。。゚・。。♣。。・゚゚ 🍀 🍀 TAO575交心ytx2804 ――♣♪♣―――――――――――――♣♪♣――      恋せんか銀河の外で春の夢 ――♣♪♣―――――――――――――♣♪♣――  > 銀の糸 迷わせる夢 恋の罠       孤独に生きて 捨てた人生   カナリア     …

会員以外にも公開

117、「新生後編」(島崎藤村著)は岸本と姪の節子は愛を貫く

「新生 後編」(全2冊) 島崎藤村著 岩波文庫 1956年1月9日発行 ー正宗白鳥が、藤村の「新生」は姪との不倫をテーマにした藤村の人間性を疑うような問題のある小説だと言っていたが読了し、その見事な岸本と節子の心の動き、生活が的確にリアルに描かれていて、生き様に納得させられた。さすが、自然主義の代表作家であり、藤村の代表作だと思った。 ーもはやひところのように恐ろしく神経のとがった、いたいたしい…

会員以外にも公開

115、「新生前編」(全2冊)(島崎藤村著)は岸本捨吉の生きざま描く

「新生 前編」(全2冊) 島崎藤村著 岩波文庫 1956年1月9日発行 ー「岸本君ー永遠に堕ちて行くのは無為の陥穽である。無為の陥穽にはまった人間にもなお1つ残されたる信仰がある。二千年も三千年も言い古した、哲理の発端で総合である無常ー僕は僕の生気の失せた肉体を通して、この無常の鐘の音を今さらながらしみじみときき惚ることがある。これが僕のこのごろの生活の根調である」  友人の手紙が岸本の前にひろ…