「佐藤愛子」の日記一覧

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続 九十歳。なにがめでたい!

  「九十歳。 なにがめでたい」 佐藤愛子著 文庫本(増補版)    久しぶりの読書はなぜか捗った    活字を追うのも苦にならなかった    調子に乗って・・・続編を!   アクセサリーなどの不用品があれば引き取らせていただきます     という電話が時々かかる      年寄りですから そういうものはありません というと   なんでもいい 時計でも古靴でも着物…

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九十歳。なにがめでたい!

 暑さにテニス以外は籠る毎日 外気温は一時33℃を超える   停滞する台風6号の影響で湿度も高く 不快指数は跳ね上がる!   PCに向かっても集中できないので、書棚で見つけた本を読む   「九十歳。 なにがめでたい」 佐藤愛子著 文庫本(増補版)   人生いかにいきるかなんて考えたこともない   その場その場で突進するのみ   九十歳を過ぎ満身創痍の愛子センセイが…

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第12番目『愛子の冒険』(佐藤愛子著)は、唯一取り柄があるとするとヤケクソの勢いがあることだと思います、と

ー馬はハンサム、馬券は単勝  競馬というものは 人を消耗させるということだ。 競馬で儲ける人というのは40人に1人の割合でしかいないということだ。あとの39人は汚れムスビとなる。 しかしその中で私の父だけは決して汚れムスビにはならなかった。こっちの方は、<怒り馬>の感じだった。 「怒ったってしようがないやありませんか」 母はよくいっていた。 「アホらしい・・・」 しかしそういいながら母も、父に…

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九十八歳。戦いやまず日は暮れず

「戦いすんで日が暮れて」から52年。 いまだ戦いやまず日は暮れず…。 「算数バカの冒険」「小さなマスク」「釈然としない話」など、愛子節がたっぷりのエッセイを全21編収録。 紹介 『九十歳。何がめでたい』の待望の続刊! 2016年に発売した『九十歳。何がめでたい』 は2017年の年間ベストセラー総合ランキング第1位 になり、現在までに130万部を超えるベストセラー になりました。 本作は、あれ…

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九十歳。何がめでたい

   ~~~ 読書感想 ~~~ 九十歳。何がめでたい  佐藤愛子 評価☆☆☆☆☆ 笑った、笑った!! あ~面白い! 言いたい放題なのですが、日頃おかしいぞ、 なんだかなぁと思うようなことをズバリと 切ってくれるので、愉快、痛快です。 90歳を超えても、人はこんなに ユーモアたっぷり かつ、切れ味鋭く 生きられるものなのね。 『日本人総アホ時代』って・・・ 最初から最後まで飽きさせず、スカ…

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環境を整える

詩吟の仲間が、私が本が好きだと言ったら、 読み終わって邪魔になっているから もらって欲しいと3冊持ってきてくれました。 私が読んでいるのは小説ばかりだから・・ 読めるかどうか? そう思いながら手にしたら、、、 何と何と この本は新聞の広告に載った時に 読んでみたいとチェックしてあった本でした。 私は、エッセイ本は、あまり好まないのですが・・ 想像に反して、これが最高の語りでした。 まだ、読み始…

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「ブックカバーチャレンジ」3冊目『気がつけば、終着駅』

7日間ブックカバーチャレンジ3冊目は ぐっと親しみやすく庶民派の作家 佐藤愛子著の「気がつけば終着駅」を取り上げます。 この本は、昨年の12月に「中央公論社」から 刊行されたばかりの比較的新しい本です。 私が購入したのは、つい最近です。 2020年4月1日発刊の第9版で、ほやほやの湯気が 立っているような新書です。 コロナ自粛の最中、思い切って出かけた書店が土・日 が休業していたのが悔しく…

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44、「我が老後」(佐藤愛子著)は自由な思い描くなり

「我が老後」 佐藤愛子著 文芸春秋 1993年6月10日発行 ー11月がくれば私は満67歳になる。  今までにチビはタローの子を数え切れないほど産んだ。そのタローが去勢された。それをすまんとも思わず、今年もまたしつこくタローにいい寄っているのだ。タマはなくてもこれだけしつこくされればタローもその気にさせてしまうのか。  5日前から毎日、チビとタローは性交を楽しんでいるのだ。 「春だからねえ、しょ…

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本は友達

困ったは本を読む。 パソコンで困った時に開く本2020を買いに行ったらなかったので、読みたい本3冊を購入した。

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思った以上に

いや、思った通り、いや違う、思った以上に断捨離は難しい。 何年もベッドの下に押し込んでいたデッサンやクロッキーを整理、なんとか数10枚にまとめた。まだまだ断捨離の余地はあるけれど、一度にってのは難しい。 でもまあしないよりはマシだと自分自身を鼓舞しながら、今日は本の断捨離。 これまで集めてきた吉行淳之介の対談集、随筆、小説数冊等合計50冊。 全部文庫本なので、もう私の老眼が進みすぎて読…

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「上機嫌の本」(佐藤愛子著)は生き生きしてる

「上機嫌の本」 佐藤愛子著 PHP研究所 2017年3月8日発行 ー1992年3月に刊行された書籍の新装復刊。  私の人生を一口でいうなら「楽天的」。  68年生きてきて顧みると、楽天的であったからこそここまで生きてこられたとつくづく思う。  楽天的で向こう見ず。  楽天家というものは苦労を浴びるように出来ているものである。  「希望を失わない」  「アホ」といわれる。  苦労が次々に襲ってきた…

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「血脈(下)」佐藤愛子著を読む(2)

「血脈下」 ー「愛子さんは憤怒を食べて生きてるんだね」 川上宗薫はそういった。  父の軽率さ、単純さ、信じ易さはそっくり愛子に伝わっていた。何んて馬鹿な情熱だろう。 だけどお父さんは乗り越えた、と愛子は思った。誰からも助けられなかった。理解されなかった。一人で闘って一人で脱け出た。 ー人は負けるとわかっていても、どうしても戦わなければならない場合がある。-バイロン  「何だってかんだって、みんな…

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「血脈下」佐藤愛子著を読む

「血脈(下)」 佐藤愛子著 文芸春秋  平成13年3月10日発行 ー愛子には欲望に負ける人間を軽蔑する厳しさがある。 その愛子の冷たさと厳しさを見ると、シナは若い頃の自分を見るような思いがする。ただひとつ違うことはシナは優柔不断だったが、愛子は果敢どということだ。父に溺愛されて育った者の怖いもの知らずが、女らしい弱さを吹き飛ばしていた。 先が心配だからといって何もしないでいるよりは、たとえ何が…