「鴨長明」の日記一覧

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方丈に流れる悠久

都内は、紅葉の美しい時節を終えようとしている。イチョウの葉が歩道を黄色い絨毯で彩り、ビル軍の中に点在する植栽のエリアもモミジなどの点描的ベールで包まれる。 季節は、ゆるやかに、しかも、凄まじい速さで過ぎてゆく。 人生のステージも同じ。四季をワンステージとしてひたすら繰り返される時間を営んでいる。しかし、実は、人間の時間は、ひたすら同じサイクルを繰り返しているわけではない。穏やかな安定が突然消…

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金沢文庫特別展「廃墟のイメージ」に関する連続講座・・・「廃墟と古典文学」②~方丈記と徒然草

◎「金沢文庫「特別展」連続講座」・・・「廃墟」と古典文学② 11/4 「廃墟と時間~『方丈記』と『徒然草』から~」 講師:東京大学大学院・木下華子准教授 講座の冒頭では、木下先生は「自分の専門は「方丈記」である」とのことでした。 ところが、金沢文庫という場所に勘案してか、この講座では徒然草の作者「兼好法師」が「廃墟を目の前にして何を考え何を思ったか」に重点を置いた内容でした。 …

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「方丈記」 地震の記録

 [ 文治(ぶんじ)地震 ] 元暦2年7月9日(1185年8月6日)  この地震は元暦年間に発生しましたが、 この天変地異により、翌月の8月14日に文治に改元されたことから、一般的に文治(ぶんじ)地震と呼ばれることが多いようです。  方丈記といえば「ゆく河の流れは絶えずして」で始まる鴨長明の有名な随筆ですが  「最大マグニチュード7.8の地震が想定される 琵琶湖西岸断層帯で、平家全…

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方丈記冒頭部の現代語訳

昔、高校の教員をしていた時、「方丈記」の鴨長明の考えをなんとか生徒にわかりやすいようにしたい、と、現代語訳してみたことがあります。終活のため、書類の整理をしていたら、そのプリントが見つかりました。読み直して見て、公開しても恥ずかしくないと思い、以下、転記します。 流れて行く川の水は、昔から絶えたことはないが、もとの水と 同じではない。流れのゆるやかな所に浮かぶ泡は、できたり消えたりして、寿命が…

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『 逝くときはやっぱりひとり寒の星 』余命575交心zrz3105

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 余命575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★ ★ 余命575交心zsz3102 ――♪♪♪―――――――――――――♪♪♪――      友あらめ独り無聊の寒の夜 ――♪♪♪―――――――――――――♪♪♪―― 【 Facebookでの過去の思い出 】  青柳仁 ― Facebookでシェアした2年前の投稿を振り返ってみよう。  青柳仁…

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京都市内のハイキング その2 下鴨神社

鴨川沿いに上流に向かって歩くと、今出川通に架かっている賀茂大橋に突き当たる。賀茂大橋の上流で賀茂川と高野川が合流している。賀茂大橋を潜って、高野川沿いに出て最初の河合橋を渡ると下鴨神社の境内である糺の森に出る。河合橋の右手には、叡山電車の出町柳駅である。 賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ:下鴨神社)の由緒看板には、次のように説明されている。 平安時代以前から存在する京都で最も古い神社の一つで…