「蕎麦饅頭」の日記一覧

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最近は見ない蕎麦饅頭が好き

 山の影山に映して蕎麦の花   横田敬子  鉄瓶の蕎麦湯とろりと余花の雨  大沢美智子  最近は見ない蕎麦饅頭が好き  アロマ  月山を彼方に置きて蕎麦の花 尾野奈津子  ケベックにフランスの風蕎麦の花 七郎衛門吉保  蕎麦粉のクレープ昼餉に食べる  アロマ  瞬きの度に波打つ蕎麦の花   能美昌二郎  蕎麦の花揺れて真白き風の詩 涌羅由美 …

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吾子達にキャラクターグッズの蕎麦枕

 陣馬山人蕎麦打ちくれぬ梅雨明けぬ  水原秋櫻子 蘆雁以後  除幕式まで惜春の蕎麦を食ふ  能村登四郎  蕎麦太く汁甘く秋しぐれかな  上田五千石 琥珀    蝶の昼韃靼蕎麦といふものを  星野麥丘人  月山の水に洗ひて走り蕎麦  渡辺和恵  三日月や地はおぼろなる蕎麦畠  松尾芭蕉  百千鳥蕎麦に七色唐辛子  岩淵喜代子  蕎麦に振る一味の味わいまた良かり  アロマ  風出…

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山間の蕎麦処美味し山陰路

 こすもすや佐久もはづれの蕎麦どころ  北條玲子  はしり蕎麦濤音つのりきたりけり  齋藤玄 飛雪  ふるさとの味かくれなし走り蕎麦  細江大寒  七味売りに蕎麦がとどけり酉の市  若月瑞峰  幼き日五木の蕎麦の出汁の味  アロマ  五箇山の水に晒せる走り蕎麦  佐藤美恵子  戸隠や社家なる宿の走り蕎麦  加藤多眠王  満月を待ちをり蕎麦を啜りをり  菊地登紀子  田舎に行く…

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鰊蕎麦旅の終わりに駅地下で

 月さすや年越蕎麦の蒸籠まで  水原秋櫻子 蘆雁  月よけん今宵は蕎麦をもてなさん  高野素十  月見蕎麦飽かねど無月また雨月  水原秋櫻子 蘆雁以後  本降りになるや首途の蕎麦白き  河東碧梧桐  松に菊蕎麦屋の庭の時雨かな  渡邊水巴 白日  林間の蕎麦屋の客の梅雨景色  飯田龍太  蕎麦啜る鄙びた味わい殊の外  アロマ  手土産の蕎麦饅頭の秋日和  草間時彦  支那蕎麦の手…

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薄茶色蕎麦饅頭の味わいよ

 蕎麦すする夕山吹のなつかしき  渡辺水巴  蕎麦の稲架掛ける独白おとしけり  萩原麦草 麦嵐  蕎麦の華見するばかりぞ庵の客  水田正秀  蕎麦の実を添へ開店のそば処  鈴木幸子  蕎麦の實をつくづくと見し鳴門かな  安東次男 昨  蕎麦ボーロおやおやこれは梅雨湿り  高澤良一 素抱  蕎麦も実となりてつまりし日脚かな  大場白水郎 散木集  蕎麦をうつ母に明うす榾火かな  飯田…

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一休み耶馬渓に食ぶ自然薯蕎麦

 満月を待ちをり蕎麦を啜りをり  菊地登紀子  無佛寺の蕎麦につめたき清水かな  中勘助  名月や先づ蓋とって蕎麦を嗅ぐ  服部嵐雪  麺棒は父の手作り走り蕎麦  古田武子  蓮枯れたりかくててんぷら蕎麦の味  久保田万太郎  海老大きくて天笊美味き店  アロマ  六月や椎茸煮出汁の御岳蕎麦  久保田万太郎 流寓抄  茗荷の子けふ採れたれば昼は蕎麦  高澤良一 石鏡  雉蕎麦を約…