山鯨闇に冬虫夏草かな 岡井省二 自転車の籠は夕餉の山鯨 小林あつ子 山鯨食べに帰郷の丹波かな 安達実生子 木々の間に白雲しばし山鯨 岩月優美子 山鯨山の生活に溶け込んで 稲畑廣太郎 山鯨ジビエ料理を堪能す アロマ 花弁に盛る猪ロース肉 アロマ 猪の肉のスパイスカレーレトルトパウチ アロマ ぼたん鍋根菜蒟蒻茸…
「アロマ」の句 湯豆腐に春菊添えてポン酢掛け レンジで作る湯豆腐簡単よ 鱈チリの白子柔らか美味なりし 白菜の浅漬け旨し朝の卓 夕映えの街の木立がくっきりと シグナルの碧美しく続く道 冬の朝靄を透かして朝日差す 茶褐色フリースのコート暖かく 冬の朝熱い味噌汁葱豆腐 糠漬けの蕪の白さに舌鼓 …
《「地上波の「ツタンカーメン」の話や BSの「桂歌丸・ドラマスペシャル」の番組を交互に見る CMの時にもう一方を見るという具合い お昼は大根おろしに振り掛け 胃腸の具合はいまいち 今年の風邪は腸にくるようだ》 湯豆腐の煮くずれ掬ふ雪明り 中川濱子 湯豆腐や裏に瀬の鳴る吉野建 星野秀則 湯豆腐の肌理細やかに湯に踊る アロマ 湯豆腐や日々今日ひと日似て…
雨上る気配に高き秋燕 高浜年尾 下萌ゆる気配の土となつて来し 富田直治 宵闇にも春の気配溢れて アロマ 衣かけてくれし気配や昼寝覚 岡田和子 とかくして古町秋の立つ気配 浅井青陽子 樹々芽吹く気配の濡れし闇に触れ 福田蓼汀 秋風挽歌 洲分かれをつなぐ気配の芦の花 竹中碧水史 自動車の止りし気配春の闇 星野立子 鹿威し茶室に人の気配して 柚山美…
「アロマ」の句 冬の口紅ケースのつるりと滑る 暮れの町にぎわう中に嬉々として 湯豆腐はレンジでチンして簡便に 蕎麦美味き田舎の店の味わいよ 雪吊りの風情華麗に兼六園 師走の街に吾子等と遊ぶ頃 汐留に蒼いイルミネーションを見る 九品仏師走の紅葉美しく 九品仏紅葉黄葉の煌めいて カレッタは蒼いイルミに…
塩漬の衝羽根(つくばね)飾る山料理 柴原保佳 沖よりの霧匂ひくる鮭料理 桂樟蹊子 牡蛎料理つるりと吸うて写楽の絵 高尾真琴 何にかにと白魚づくしの料理が出 阿波野青畝 夏はぜや滝の下なる菴料理 芙雀 夏久し初めに向ふ料理かな 林紅 夏蜜柑まろぶ道来て磯料理 水原秋櫻子 餘生 青い蜜柑を絞り飲み干して アロマ 花疲れ卓に肱投げて料理註文 阿部みど…