風花は宵の蒼さに透けており
すぐそこの青き空より風花す 山尾玉藻 風花の花簪や秩父の子 宮原みさを 風花の舞い散る如く揺らめいて アロマ 風花や山の憩ひのにぎりめし 砂川せい輝 風花の舞へば若やぐ心ふと 島本よし絵 浅間山より里へ風花しきりなり 矢崎すみ子 風花の緩やか想い懐かしく アロマ ほうじ茶の香る参道風花す 中野薫 幼子の言葉き…
すぐそこの青き空より風花す 山尾玉藻 風花の花簪や秩父の子 宮原みさを 風花の舞い散る如く揺らめいて アロマ 風花や山の憩ひのにぎりめし 砂川せい輝 風花の舞へば若やぐ心ふと 島本よし絵 浅間山より里へ風花しきりなり 矢崎すみ子 風花の緩やか想い懐かしく アロマ ほうじ茶の香る参道風花す 中野薫 幼子の言葉き…
花冷えや屋台に並ぶりんご飴 岸本順子 花冷ゆる浦に妻恋万葉碑 亀井福恵 味噌蔵の男柱も花の冷 岡部名保子 昨日今日花冷え明日は中国へ 宮津昭彦 花冷や新刊本に手を触れて 石田邦子 花冷えに午後の散歩はショールして アロマ 大鋸屑を纏ひし海老や花の冷え 延広禎一 生海老の握り美味なる花の冷え アロマ 花冷えの快速吟行十五分 尾上有紀…
初泣の子に快晴の天守閣 鈴木鷹夫 大津絵 メーデー歌吹き上げ来る天守閣 大橋敦子 匂 玉 遠足に占領されし天守閣 前田隆子 秋風に衛士のまどろむ天守閣 山田弘子 螢川 秋風の天守閣より妻の顔 岸田稚魚 唐津城天守閣より「虹ノ松原」 アロマ 秋晴の掌に載るほどの天守閣 山口超心鬼 雪解風左右にぞ捌き天守閣 林昌華 錦帯橋より岩国城の天守閣 アロマ…
光り降る雨には花の影を置く 稲畑汀子 花の影沈めし水の撓みけり 藤木竹志 影豊か庭の一画くつろいで アロマ しなやかに白壁ゆれて花の影 小島とよ子 大寺の庫裏をおほふや花の影 秋田建三 戦ぐ木々影の撓みに新風が アロマ 八重桜その名に適ふ花の影 水田壽子 一輪の花の影おく月の窓 佐藤康子 硝子窓花影一枝揺蕩って アロマ 花の雲へ…
https://www.youtube.com/watch?v=wq2RX6WEaAY 青春の城下町 ヨーキーの住む川越も昔、松平伊豆ノ守10万石の城下町 なのですが、天守閣はなく、本丸御殿だけが残ってます。 でもバスの停留所名にその名残が今も残っています。 「札の辻」という地名、江戸時代、お城を中心に武家が 屋敷を構える、重職ほど、城にちかく、下級武士はどん どん離れて行く。 町家に入るその…
涼風にみどりごの息つまるばかり 山本歩禅 涼風によき計画の又生れ 星野立子 涼風に身を委ね碧に染まりゆく アロマ 涼風に飯食ふ主黄昏るゝ 尾崎紅葉 間口より涼風吹き抜け坪庭へ アロマ 涼風の裂くばかりなる頁読む 中村汀女 涼風の星よりぞ吹くビールかな 水原秋桜子 涼風の曲りくねつて来たりけり 小林一茶 涼風の一日夫を母にかへす 上野さち子 …