さんが書いた連載映画鑑賞+++の日記一覧

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映画の上映時間の変化

過去の映画で3時間を超えると必ず休憩が入りました。 映画の何処で休憩を入れるかは製作側や監督らに任せられていました。 「サウンド・オブ・ミュージック」(1965) 初公開の時に見ました。 この映画の休憩は、 修道長の姿が暗くなって〝休憩”に入りました。 それがとても変だったのです。 これには理由があり公開当時、「全ての山を登れ」の、その箇所を丸々カットしていたんです。 これは映画館の都合と…

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最近、面白い映画に会わなかったのだが

「貴公子」 韓国映画です。 映画が始まると雨降る中、ガレージの中で強面の男達がスマホで連絡している。 「ちょろかった。何時、来るんだよ」 背後でうずくまっていた男が立ちあがり・・・・ ここから血しぶきのアクションシーンです。 ただ、あまり残酷なシーンは避けています。 雨のシーンから始まります。 これが何故か懐かしいのです。 登場したのはスリーピースを着こなした色白男。 この男、かなりヤ…

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橋本忍、この人を知っていますか?

「鬼の筆  戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」 春日太一・著 この本(2023年・刊行)を知った時、早く読みたいと思いました。 映画好きで、この橋本忍(1918年~2018年)を知らない人はモグリ? 映画史に残る傑作を何作も残したシナリオライターです。 この本を読み終えて感じた事、知っている事をまとめます。 まずは気になる文章について。 この本の最初の方で 映画「羅生門」(1…

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映画「オッペンハイマー」を見る

監督はクリフトファー・ノーラン。 IMXの為の映画と聞いて 丸の内ピカデリーのドルビーシステムで鑑賞。 画面は大きいし、音量は腹に響くくらい大きかったです。 この映画は日本の公開が未定になってました。 世界配給から時間が過ぎて、アメリカ・アカディミー賞を受賞が決まり落ち着いてから、 日本の公開が始まっています。 これは作品を冷静に見せかったのかもしれません。 3時間という長時間に関わらず世…

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とっても人気が高い映画なのだが

「ゴールド・ボーイ」 監督/金子修介 原作/ズー・ジンチェン 脚本/港岳彦 出演/岡田将生 黒木華 江口洋介 原作は日本ではないようで。 どうも韓国の小説のようでしたが 調べてみたら中国の原作のようでした。 ドラマ化されて日本に輸入されたようです。 かなり作り込まれている物語と思いました。 出来るだけ言葉の説明を排して絵を繋げて観客に理解させていく、この手法は見事と思いま…

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これぞB級映画か

「ドックマン」 監督はリック・ベンソンです。 過去のは「ニキータ―」(1990)という女性・スパイナーという変わった映画がありました。 「レオン」(1994)では孤独な殺し屋と幼い少女との淡い恋を描いて大ヒットしました。 こんな監督ですが最近は泣かず飛ばずでした。 ましてや、こんな妙なポスターでは客は入らないだろうと思っていました。 ところが数少ない観客から高い評価を得ています。 どうし…

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この映画、グロテスクで美的で猥雑で、そして行きつく先は・・・

映画「哀れなるものたち」 アメリカで公開されると話題になりアカデミー賞に飛び出した作品です。 主演のエマ・ストーンの演技が絶賛されています。 R18の成人指定となっているのは、それほどの描写があるからです。 しかし、全くイヤラシさがないのです。 2時間を超える映画ですが飽きさせません。 映画が始まるやいなや、足元にアヒルが、そのとんでもない格好で歩いてる。 これ…

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黒沢明の映画を振り返る

先日、BS・NHKで黒沢映画のドキュメンタリー 「黒沢明の映画はどう作られていたか」の再放送がありました。 見るのは二度目です。 そこで今まで見聞した事を、まとめたくなりました。 なお黒沢は日本の監督の中で誰よりも音楽にこだわった監督ですが、その点は触れません。 黒沢映画を知ったのは何時の頃だったのか覚えていません。 中学校の校舎の隣にあったのが図書館でした。 この…

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この映画は音楽映画なのか?

「マエストロ:その音楽と愛と」 ネットフィックスの映画です。 一部の映画館で公開されています。 気になって見てきました。 世界的な指揮者のレーナド・バーンスタインを描いた作品です。 監督・主演のブラッドリー・クーパーのメイキャップのデカ鼻に批判が殺到したようです。 ブラッドリー・クーパーは、その演技でアカデミー賞にノミネされるとか。 どうしてでしょうか? この…