相続した土地付き家屋を令和9年末までに売却したときの譲渡税節税効果がでかい。「空き家の3000万円特別控除」といって耐震化推進と空き家の代謝促進を進める狙いの法律で、まさに実家があてはまります。 なのですが、床を張替え壁紙を換えれば、リモートワークの仕事場に少なくともあと10年は利用できる家。 耐震基準は満たしていないが平屋で屋根軽いし、もったいないと思うのです。 この控除を受けるためには更地…

往復4時間の連日は辛い。電車の中は記憶が飛んでる。 が、二日間かけて実家の中は完璧に片付きました。 タイミーのバイトで来てくれた子達が、面白がって持ち帰ったのは、昭和の地図と辞書とペラペラのソノシートと持ち手がパカッと開いて座れる登山用ストック。片付けバイトはウーバーより面白いのではないかい？ ピアノの運び出しに来た専用トラックが大きすぎて車庫入れ難儀、半世紀の間誰も弾かずに棚代わりになってい…

今月は遺された家二軒について、人生時間をだいぶ使った。 まず完成間近で他界した友人の終の棲家。佐渡まで偲び旅して見に行き、状態を確認してご遺族に連絡したが返事来ず。 「差し出がましい」ことだとは理解しているも、友人の家にかけた思いを知っているだけに、住むにしても売るにしても貸すにしても、次につなげて欲しいのだけれども。 地震で崩れた石垣どうする、伸びてきた竹をどうするとヤキモキしております。私…

相続税を申告しても「合格」なんてお知らせも来ず、張り合いのないことですが、ともかく税務署に数字を１か月寝かしたということで、税金を納めて次の段階へGO。物品の片づけは今月末には完了する予定で、現段階の問題は古家付土地の活用に移ります。 築50年で床にガタが来ている古家を使いたいと申し出て下さる隣家。家の中で不法なケシ栽培とかペット飼育とかに利用される恐れはなさそうな方なので、利用法をヒアリング…

実家の大量ゴミ出しに早朝出動しなければならない日。 手伝ってもらおうと草取りが趣味という友人に試しに声をかけてみたら「行く！」と即答、しめしめ。 駅で待ち合わせて２時間かけて実家へ到着し、鍵を開けて大量のゴミ袋を30ｍ先の収集場所へ運ぶこと６往復。途中で隣のおじ様が猫車を出してきて手伝ってくださり、不燃・油・ビン缶・金属・段ボール・布・紙類をごっそり撤去しました。 その後はこれから最盛期に入る…

住む人がいなくなった実家ですが、今月末で総ざらいの目途がたちました～拍手。 モノの多さに呆然としてから３か月。「自分でやっても疲れるだけだから業者に頼んじゃった」と本当に何もしなかった従弟に忠告され、出来ることをやって費用圧縮しようという健気な妹に背中を押されて、ここまで来て安堵。 最初のひと月は二人各自で実家訪問して、分野別に仕分け。来る度に廊下にゴミ袋が積み上がってきて床が見えなくなると、…

ずるずると続けてしまった保育園仕事を正式引退。 ご挨拶に同僚の皆さんに何か、と思ってあらためて人数を数えてみたら50名。こういう時に便利なのが実家の定番鳩サブレ―で、大量買いしてレターボックスに配り、絵本3冊を寄贈して来ました。 そして今日は空手の昇級審査。緊張ガチガチの一番手を道場脇で見守り、私も何とか無事に演武完了。もうね。こっちはオイが「おばちゃん待って～」と追いかけて来るから、追いつか…

高井戸シネマの椅子の座り心地は抜群だ。客のさばき方も上手で温かくて「お忘れ物にゴムの髪留めがあります」なんて今時放送します？「カムイのうた」を観て来ました。 歩いて帰宅する途中、経堂駅近くでイタリアンを見つけ、陽だまりテラス席でピザを頼む。写真を撮っていたら店の中から出てきて「お二人で撮りましょうか？」「じゃあ、このコートの青を入れて」「いい色ですねえ」パシャ きょうは鎌倉実家の片付けがてら…

実家の土地に誰も住まない以上、なるべく早く売却する方が良いと言われるのは、3年以内に売却すれば3000万円の控除が使えるとか、管理が面倒になるとかの合理的判断であるのは解る。片付けを終えて夏前には不動産市場に出すかと考えていましたが… 先日つつじヶ丘まで散歩して入ったピザ屋が、居心地よくてとても美味しくて、戯れに「実家に石窯据えてこんな店作ってくれたら、若い人応援しちゃうけどねえ」と言ってみた…

母没後１か月半で法務局で土地名義を変更し、２か月半で相続税申告書をともかく提出してきました。おりしも税務署は確定申告が始まったばかりで、こちらは受付のみ、これから１か月半税務署からお尋ね電話がかかってこなければ無時通過と思うことにする。脱力。 …とのんびりしていたら、土地評価を下げる技を解説した記事に「セットバック」を見つけました。 家の前の道路幅が４ｍない場合は建替時に、少しセットバックしな…

先週封切のゴールデンカムイ観てエネルギーをもらい、なんとか申告書作成終わり。二カ月で作成、一発で通す！ 漫画の絵が素晴らしいので、実写化どうかなと思っていたけど、再現性高くて濃厚な二時間強。最後に強烈なキャラクターが顔見世されて次回以後に期待。 ヒグマの迫力はまあまあだが、次回か次々回に出て来るだろう極東のクズリとかは無理でしょう。鯉登少尉は出てくる予定なのだろうか？

早朝6時は朝焼けと一番星が一緒に観られる時間。川べりを歩いて公園でラジオ体操しているうちに、もうこの魅惑風景は消えてしまう。急坂をジョギングで上り、公園空手で整えた後、軽く走って帰る気持ちよさ。 本日は母を父の元に連れて行く日。こんな天気の良い日に嫁入りかい。車の窓から東京の景色を見てもらって麻布に向かう。 納骨を終え、二家族が墓前に集まったところで、ファミリーヒストリーを延々読み上げて…

『８月6日午前八時6分。「課業はじめ」の下令を待って全員整列して待機中、突然すざまじい大閃光が走り、たちまち大轟音と共に兵学校後方の古鷹山のかなたに、天に届かんばかりの巨大なピンク色のキノコ雲を見る。広島の陸軍弾薬庫の爆発か。夕刻近く火傷者が能美島、高田にも運び込まれ…』 実家の片付けで段ボール箱の奥にしまい込まれた冊子を見つけ、家に持ち帰って読んでみたら、父のクラスメートMさんの記したも…

全部お任せであの世へ行ってしまった母に言いたい。 ・暦年贈与はずっと前から始めて欲しかった。 ・付き合う金融機関は半分にして欲しかった。 細かい単位まで記入された母愛用の出納帳を眺めて、日々の倹しい暮らしを思い、一方で支払い予定の相続税見積額との落差にめまいがする。戦争に青春を送った世代である母は、自分のために贅沢をすることができず、子供にも散財のやましさは植え付けられているのだが、それに…