さんが書いた連載季節の花 4の日記一覧

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「ナルコユリ」ひっそりと白い花を下向きに咲かせる

この花を最初に見たとき、スズランと同種の花だと思った。 実のような花がぶらさがっている愛らしい花は、どうみてもスズランの仲間に見えてしまうからである。 次に思ったのが、ひょっとしたら百合の仲間かなと思った。 山野草店のポップに「ナルコユリ」と書いてあったからである。それも違っていた。調べたら、キジカクシ科と載っていた。でも、書物によってはユリ科とも書いてある。種類によって細かく分類されているよ…

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北国の春を彩るライラック

朝玄関を開けたらいきなり甘い香りに包まれた。 瞬間、咲いたなと思う。そして今年も本格的な春になったなと感じる。 ライラックとはわが家にとってはそういう花である。 ピンクがかった甘い紫色で、モクセイ科に属するから香りが素敵なのは当然かもしれない。 本来は札幌の街を彩る花で、北国にも春が来たなあと思わせる花なのだ。若い頃は札幌市の花はこのライラックだと思っていたくらい、私の中では札幌のイメージに重…

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タンポポの花が一輪、庭の片隅にひっそりと

何気に庭の裏にまわってみた。オリーブの木が元気でいるのかなどと考えながら。 すると片隅にタンポポが一輪すまして咲いているではないか。あまりのその黄の美しさに、カメラを急いで取りに行き、思いをこめてシャッターを切る。そしてしみじみとタンポポをふたたび見る。 気取ってなくて、愛らしいなと思う。 花弁を包む包葉片が反り返っているので、これは外来種の西洋タンポポだとすぐわかる。日本古来のカントウタンポ…

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チューリップの花が色とりどりに綺麗です

新潟に三年間勤務していたことがある。 その間あちこち出かけたりしていろんな思い出を残したが、今となってみるとあの時ああしておけばよかったなと思うこともままある。あそこへ行っておけばよかったと追憶の念に浸ることもいくつか。 そんななかで今ふり返ってみて、自分でもなぜ?と思うことの一つにチューリップ畑が浮かんでくる。 新潟は富山とならびチューリップ王国といわれるくらい今の季節になるとその花があちこ…