飛行機荷物紛失のクレームの仕方

ツアーガイドをしていました。
このケースでは結果的に荷物は出て来て届けられているので、何もしてくれないと思います。

航空会社が弁償してくれるのは、スーツケースの破損と紛失の場合のみです。（ﾊﾞゲージの中身の破損については、弁償責任はありません）
おみやげが間に合わなかったという理由では、損害賠償を請求できないと思います。
こういった事を見越して、大事なものは預ける荷物には入れない、というのが航空会社の言い分だと思います。

旅行者なら荷物遅延の場合、当座の日用品を買う代金をくれますが、おたずねのケースは持主がその国に居住されているので、それも出さないと思います。
しかし、何度も同じ目に遭われているなら、クレームはかなりきつく言っておいたほうがいいとは思います。

多少ケースは違いますが、私もロストバゲッジの経験があります。

深夜バンコク着の便。
ターンテーブルの前で早くから待っていたのに、待てど暮らせど私のバゲッジが出てこなくて、とうとう一人っきりになって泣きたいほど心細かったことがあります。

まだタイが不慣れだった頃の話ですが、
空港にロストバゲッジの届けをして、小さなポシェットの中には財布とパスポートとティシュとハンカチだけ。（必要且つ最小限の荷物）
手帳もガイドブックも無く、今夜泊まるホテルの名前と住所を、よく覚えていたものだと思います。

で、ホテルに着く前に、簡単なメイク落とし等の化粧品類と、下着、それにパジャマを買いました。（安もののホテルなのでアメニティなんか石鹸以外何一つ無いのを知っていました）
そのレシートをしっかり取って置いて、帰国した際に、航空会社の人に請求し現金で頂戴しました。

このレシートがなければ、5,000円のお詫びだけで済まされるところでした。


バンコクから、出発地である空港の当該航空会社に電話を入れたのですが、対応が投げやりでした。

「バンコクの空港に文句を言うのではなくて、○○航空の人に言って貰えば、荷物が返ってくるまで指定のホテルに宿泊して貰いましたのに・・・」と言われました。

こちらは荷物が無くて不安で心細い面持ちで、国際電話をかけたのに、謝罪の言葉の一言もなかったです。

なので、インターネットで○○航空の本社にクレームのメールを入れました。

そうすると態度が変わって、次の日の朝ホテルにお詫びの電話が入り、その２日後ヨーロッパまで旅した荷物がホテルまで届けられました。


外国では大人しくしていては駄目なようです。