成年後見を勧められているのですがどうしたらよいでしょう

その、福祉関係の人は、あまり詳しくないようです。

任意後見も、成年後見制度の中の１つです。成年後見制度には、任意後見と、法定後見があります。法定後見はさらに、程度の差により、「補助」「保佐」「後見」という３種類があります。
任意後見は、ご自身が、お願いしたい人と公証役場で後見契約を結びます。
法定後見は、自分で候補者を立てることはできますが、その人になるかどうかは家庭裁判所が決めます。
任意後見は、正確には、「将来、自分が判断力が衰えた時に、お願いしたいこと」を限定的に代理してもらうことを、予め決めておきます。
法定後見は、すでに判断力が衰えたり、判断力がなくなった人について、家庭裁判所で、なにを代理してもらうかを決めます。

五里霧中ですさんは、まだ、法定後見の段階にはありません。
任意後見ですね。
任意後見は、予めお願いする人と契約を結びますが、実際に、効力が発生するのは、判断力が落ちた時です。予めお願いしていた人が、判断力が衰えたことの医師の診断書をつけて、家裁に「後見監督人選任の申立て」をします。後見監督人が選ばれた時がスタートです。それまでは、単なる予約です。
ただ、その前の段階でも、お願いしたいことがあれば具体的に何をしてもらうかを「委任契約」として、公正証書で作成しておくこともできます。
定期的に様子を見にきてもらう「見守り契約」や、また、亡くなった後のことを「死後事務委任契約」として結んでおくこともできます。
法定後見は、どんな人が選ばれるか家裁次第ですが、任意後見は自分で信頼できる人にお願いできるので、契約能力がある方にはおススメです。

五里霧中さんは、しっかりされている方のようなので、後見にはならないと思います。
３段階あり、補助、保在、後見となっています。
後見がつくのは、認知症の方が多いです。
医師の鑑定書も、十万ぐらいはします。
後見人について、わからないとこがあれば、司法書士の団体の、リーガルサポートという公益社団法人があるので、一度説明を聞きに行ってみてはいかがでしょうか？

まずは、役所などに行って成年後見制度とはなにかを説明してもらいましょう。
市によっては、成年後見制度を勧めているので、
いろいろな制度を活用できる可能性もあります。

現在、あなたはまだご自身で判断できるのでしょうが、
判断出来なくなってきた時の事を考え、
後見人を指定しておくことを勧められたと思います。

段階がありますから、詐病する必要はありません。
すぐに、自分のお金を後見人が管理するのでもありません。

とにかく、成年後見制度とは何かを説明してもらいに行くことです。
検索しても、出てくると思います。