化学調味料(味の素など)って何か悪い物ですか?
以前、国会図書館で昔(60~70年代)の「暮しの
手帖」を見ていたら、料理の献立を紹介するページで、
材料の最後に必ず「味の素又はいの一番」とあり、
手順を見ると調理の途中か最後に必ず「味の素(又は
いの一番)を入れる」とあるのにびっくりしました。
広告を一切載せない「暮しの手帖」に味の素やいの一番
という特定の商品名を使うことが書いてあるのに加えて、食品添加物とか身体に悪い物に敏感だと思っていたので、いわゆる化学調味料を堂々と材料としていることが意外
だったのです。
今にして思うと、化学調味料は「暮しの手帖」のお墨付
きの調味料だったわけですね。
しかし、今の多くの料理雑誌のレシピには、「味の素」
を使うなど全く書かれていないし、むしろ、スーパー
で売られている食品には「化学調味料無添加」という
文字が目立ちます。
「くら寿司」の広告にも、「化学調味料無添加」と
あります。
私が若い頃には、「ハイミー」や「味の素」のCMが
たくさん流れていたけど、最近は見ないですね
(「ほんだし」や「中華あじ」は、よく見るけど。)
化学調味料は、そんなに悪いものなのでしょうか。
味噌汁とか野菜炒めなんかに、味の素をパパっと
入れると味がまろやかになって美味しいですけどね。
鶏肉や豚肉の下ごしらえに、味の素をまぶしておく
と臭みがとれますし。