クローン病など難病の治療薬の開発の期待

福井大でも研究進む ノーベル賞「オートファジー」
オートファジーに注目して難病の研究に取り組む福井大医学部の青木教授=永平寺町の福井大松岡キャンパスで

 ノーベル医学生理学賞に決まった大隅良典さんが解明した「オートファジー(細胞の自食作用)」は、酵母からさまざまな分野に研究が広がっている。治療法が未確立の難病「クローン病」など大腸の炎症性疾患にも関係しているとされ、福井大でも治療法の開発を目指してオートファジーに着目した研究が進められている。
 「腸のオートファジーを知ることが、今は完治できないクローン病を知る上で重要」。大腸の疾患を研究する医学部薬