連載:日本語

趣味人(日本人)きづかぬ日本語の「係り」

けっこう難しい。
趣味人ばかりでなく、日本人のほとんどが気づいてないのでは。

自作例文。
「わたしは、雨空のなか、腹がしくしく痛むので、傘をもち、東村山市病院へ急いだ」。
意味は明確。
しかし、状況を描写してゆく書き手の発想がばらばらで、よい文章とは言えない。

「修飾:係り」には、「長い修飾語から先」という原則がある。
修飾語句を数える。
わたしは、雨空のなか:7、腹がしくしく痛むので:12、傘をもち:5、東村山市病院へ:14、急いだ。
そして、できる文章は。
東村山市病院へ腹がしくしく痛むので雨空のなか傘をもちわたしは急いだ。

しかし、この文章を