『 運慶 』 於 東京国立博物館

会 期 9月26日ー11月26日

平安時代に確立した日本の仏像様式・定朝様式。三つの系統に別れ、京都の保守的な作風の二つの集団に対し、運慶 ( 1150年頃ー1223 ) の父・康慶らは奈良にとどまって、新たな造形を模索していきました。
康慶そしてその子であり、弟子である運慶によって造り出された仏像とは
「今すぐに歩きだしそうな、声が聞こえてくるような」
「神仏としての拝む対象の像に対し、人間としてのリアルな表現の像・・・両者の"接点"と"違い"の"境"は何なんだろう・・・」
じっくりと眺めていると、そんな思いが湧いてきます。

運慶の像として一番ポピ