辻堂魁 の 修羅の契り 風の市兵衛 弐

★3.3 第2部2作目。

市兵衛が小弥太と織江を連れて雉子町から土もの店の永富町の2階屋に引っ越してきた。今回の本来の仕事は旗本・大久保東馬家1200石の台所収支勘定をつける仕事。だが仕事はなく用人の大木駒五郎が取り仕切っている。どうやら大久保家を食い物にする大木のたくらみか。

小弥太と織江が誘拐された、父親の信夫平八とは修羅の契りの仲とする元締め・多見蔵の仕業。結局2人の子は国許の祖母に引き取られることになったが、大峰での忠左衛門の教示は何だったのだろう。北最上藩の内紛は続きそうでこの子らは帰ってくるのかな。

小弥太と織江は母方の祖母の依頼で由衣