森を出て3人で歩き出した。日差しが突き刺さる。二人は私が森を出て来るのを待っていてくれたのだ。
公民館に集まり、市民の森を目指した。外に出た時から8月の朝を思わせた。走れるだろうか。昨日の仕事疲れが残っている。
先日市民の森を一緒に走った人の後ろに付く。
森に着くと他の仲間もいた。走り出して暫くはみんな一緒だった。
「オリンピックの時、この時間にはもうゴールしてるね」
「6時スタートなら、始発で行けば間に合いますかね」
「前の日から行ってさ、公園にテント張るのもいいね」
楽しい。が、すぐにばらけた。
大地の小道はふかふかで衝撃が少ない。とは
連載:運動