坂井希久子 の ふうふうつみれ鍋 居酒屋ぜんや7

★3.5 シリーズ7作目。
寛政5年(1793年)、ルリオの3羽の息子たちは何と江戸のトップ3に。1羽のタマオは勘定奉行・久世丹後守の用人・柏木に姪のお栄を大奥へ入れる口利きとして。何にでも興味を持ち学びたがる9歳の娘・お栄には大奥が最適と思われたのだ。

もう1羽のヒビキは俵屋の丁稚・熊吉が。残るハリオはルリオの後継として只次郎が育てることに。

今回は只次郎が味噌問屋・三河屋の娘・お浜に惚れられたことで婿の話も。結局、話は流れたが、このことで只次郎とお妙の仲もより煮詰まって来たか。それにしても《ぜんや》の2階で部屋を隔てて暮らす2人は周囲も気になると