外国で暮らすということ(73)


前回の最終章
娘はがっかりしたようだったが、保険については
もう少し調べてみるからまだ諦めないでいて欲しい
と言っていた。

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娘や孫たちの近くで暮らすことは、我々にとっては
夢のようだが収入が年金だけという立場を考えると、
アメリカの医療費が想像以上に高い現実は我々の前に
立ちふさがった大きな壁だった。

メルボルンに戻った我々はそれまで通りの日常に
戻った。
メルボルンで暮らし始めて知ったことだが、
メルボルンには3種類の日本人会が存在していた。

一つ目は僕達がビデオテープや本を借りるのが
目的で入会した「日本人会」構成員は日本