連載:吾喰楽家の食卓

失念していた鏡開き

昨年末に近所の知人から、搗きたての切り餅を頂いた。
「もっと、持って行きなさいよ」というのを、「食べ切れないから」と、6切れだけにした。
早速、焼いてから、海苔を巻いて食べた。
次は、松の内(7日)が明けた8日に、遅ればせながら、雑煮を作った。
大根や人参など、有り合わせの野菜を使って、お袋の味を思い出しながら調理した。
翌々日(10日)、今度は地鶏のモモ肉を使った。
透明感のある汁を目指したが、イメージ通りの仕上がりになった。
これで、頂き物の餅を食べ終えた。

昨日(11日)は、鏡開きの日だった。
江戸を中心に、武家社会で始まった風習らしい。
現在、