あけび庵の日記


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あけび庵の日記
馬酔木
南門くぐれば続く石畳
    花あればそれ馬酔木の房や
静まりて馬酔木に庭の守のなく
    人声の手に手向けの花や
枝先に垂れて花房あしびには
    寺の庭木の白い壺なり
古寺は枝先揺れる花房の
    馬酔木のむかえ石畳のび
房は皆白く垂れたり花馬酔木

あけび庵のノート
寒空や闇を裂きたる鳥の声     ねこ
無人駅一升瓶の梅の里       山水

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カテゴリ:アート・文化