連載:宗教3

生死一如について (自分のためのメモ)

生死一体ともいう。この生死一如ということに関し(ほんとうに)私的に、まとめておきたい。

この言葉はわれわれのおかれた存在のあり方を、表したもので、生と死は一体に絡み合っておりそれらは分離できず、相互に転化しうるものだということを言っている。

素朴に育った子供的な観方では(誰しもその道を通るものだが)、生きていることに疑問を抱かずに体から満ち溢れる生への意欲にまかせて、飛び跳ね驚きあるいは泣く、というような生活で貫かれている。そして当然のごとく死ぬなんてことは思いもよらず、それは口にするもの縁起が悪い、くらいに思っている。

つまり生は生の中にとどまっ