連載:妄想爺やの春夏秋冬

薄氷 ちひさき子らの あとの道

三寒四温の寒の朝の道に、氷が張っていたりする

冬将軍が最後のあがきにした進軍のあとだ

しかし、それをものともしない、春の行軍が来た

通学の小さな児童らが、道に張った薄い氷を踏みつけ、パリパリと割りながら、はしゃいで歩いていく

三寒四温が、ニ寒四温になり、一寒四温になり温温温温の春は近い

いよいよ冬将軍は北国に撤退だ

※ 写真は近所の商店街の一角に設えられた最新の生花の展示です

妄想爺やの春夏秋冬1

カテゴリ:アート・文化