春の即興都都逸

素足惑いの葉桜土手を
       酔いにまかせて女行き



昔愛した薄紅桜
     あせた着物の帯に散る



春の闇夜は独り寝さえも
        斜め笑みわく不思議時



そっとそっとと踏みしめながら
          いつかいつかの夢を追う



桜恋した昔の花に
     今日の月夜は眩しすぎ



この頃、春が好きになりました・・・

カテゴリ:アート・文化