連載:妄想爺やの春夏秋冬2

街なかのデイサービスの光景に

僕の住む近辺には、いくつものデイサービがある

それらは一軒家のごときたたずまいや、貸しビルの一階のテナントであったりだ

そして、高齢者らを送迎する軽自動車やワゴン車が、街なかを行き来するのにも、よく出くわす

あるデイサービスは、ガラス張りの建物である

施設内が、外から見える

当然、見えてはならないことは、目に付かないようになっているのだろう

施設内に設けられた、テーブルに椅子で座る人、車椅子に坐る人らが、一定の間隔を開けてテーブルを囲んでいる

そして、施設内の前方にあるホワイトボードの前に、一人の男性の職員が立ち、何やら高齢者らに語りかけて