あさのあつこ の 星に祈る おいち不思議がたり5

★3.5 シリーズ5作目。
第2作で登場したおいちの実の兄・田澄十斗が2年半で長崎から帰ってきた。旅立ったのがおいち17歳の年だから今、おいちは19の夏ということになる。

十斗は藍野松庵のもとで修行することに、学んだことを実務でものにするためという。その十斗からの勧めで江戸に出てきた女医・石渡明乃の塾を紹介された。長崎から既に明乃に学ぶ美代と喜世もいる。

香西屋の伯母・おうたからは飾り職人の新吉との仲を悟られる。おいちは己の好きな2つの道を両方選ぶことにした。新吉の嫁と女医の道である。大谷翔平の影響か。

そしておいちはやってくる患者の血の臭いをかぐ