今回の第68回日本伝統工芸展で、秀逸な作品を紹介します。
先ず陶芸から、四代徳田八十吉の彩釉壺「沙華」。
四代は、三代徳田八十吉が、2010年に急逝したため、急遽長女が襲名しました。
四代目八十吉さんは、単に陶工名を名乗っているのではなく、戸籍名を「順子」から、「八十吉」に改名しておられます。
父のカラーグラデーション「耀彩(ようさい)」の技法を伝承しつつ、独自の作風を確立されています。
また同じ陶芸で石川県小松市の田島正仁「彩釉鉢『虹』」は、「耀彩(ようさい)」技法を用いつつ、独自の作風を構成しています。
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