あけび庵の日記

10/13
あけび庵の日記
蓑虫は見えぬ時計で揺れてみる
 以前、女房の父の遺言状を見せてもらった。
人生を振り返っての気使いが遺言なのだろう。
手持ちの資産の心配は見られず、たんたんと
したものだった。我々にしてみれば、悔いの
ない人生を全うしたかが気になる。だが心配
は他に有る様だ。残された者にとって別れで
あるが、当人には死ぬ気は感じられなかった。

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儚さに生きて夢見の月の夜や
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カテゴリ:アート・文化