阿部仲麻呂

3っ月前から日経新聞で安倍龍太郎さんの
「ふりさけ見れば」が連載されている。
もっとも自分は日経をとっていないので
読んではいないが。

主人公は阿倍仲麻呂。仲麻呂は若くして唐に留学して
朝廷に仕え「秘書監」という地位に上り詰め、それでも
故郷・日本が忘れられず帰国。しかし暴風雨のため
北ベトナムに漂着。帰国はできなかった。

その唐の高官・詩人であった王維が別離を惜しんで
「秘書眺監の日本国へ還るを送る」
という詩を送別の宴の席で送った。

  積水不可極
  安知滄海東
  ・・・・・・・

この漢詩を見ながらギクシャクした今の日中間を
思う。

カテゴリ:アート・文化