連載:コロナ

「公園はどこも小さな子供と親で一杯だ」

「○○君!」
「はい。あっ、この前はありがとうございました」

孫と一緒に近所の公園に行くと、一度一緒に遊んだ事のある家族に声を掛けられた。孫と同じ保育園だ。

嬉しい。コロナ前はごく普通だったこうした会話が全くなくなっていた。それから暫く一緒に走ったり、ボール投げをした。

お昼寝から早く目覚めた孫と二人で外に出た。一歳児とママは休ませたい。一歩外に出ると、空気が違う。
「あっ、飛行機!」
「これは何の実だろうね」
「バアバ、猫!」

真っ青な空や飛行機や道端の植物が目に飛び込んで来る。娘宅の近所には歩いて行ける距離に公園が幾つもある。午前中行った公園