恋人よ
凍てつく月の夜に二人して歩きましたね
帰りたくないという私
返したくないという貴方
貴方の左手が私の肩を強く抱いて
私の右半身は貴方の温もりを感じていました
貴方の熱い言葉に酔いしれながら
時間よ止まれと心の中でつぶやいていたのです
一瞬の愛の煌きは今も心の奥深く燃えています
白い薔薇が咲き誇る今貴方の熱情を想い
薔薇の露ほどの愛を貴方に乞うている私です
貴方に逢う事の罪を想いながら
この命誰のものかはと
薔薇の花を摘んで