1才から8才の初めまでの上海暮らしだったからその間の曖昧な記憶で当時の上海を紹介します。
上海は国際都市だった。アヘン戦争なんかでシナは列強に侵略された結果、上海は列強により分割統治されていた。
各国は租界というなで自国の街を作った。
日本租界にわが家はあった。日本のクリニックや靴屋、家具店などがり日本人町そのものだった。かといって外国人がいないわけではない。近くにロシア人のレストランがあったり、フランス料理の店もあった。
側にコウホコウという川がありがありその対岸はイギリス租界だしその向こうはフランス租界があった。他国の租界でも自由に行
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