4月18日 火曜日 さつま読売文芸
俳句 大川畑光詳細 選
心地よき公約の言花筏 薩摩川内 谷口千枝子
げん はないかだ
(評)谷口さんは時事と季語を配合して詠まれることが多い。揚句も先日の統一地方選がモチーフ。候補者の公約は耳に心地よい言葉で飾られる。県議選の投票率も6回続けて最低を更新したという。花筏は散った桜の花びらが水面に連なって流れる様を筏に見立てた美しい季語。やがて藻屑と消えていく花筏に政治への諦めの感情が重なって見える。
少女らの戯けポーズよ花吹雪 霧島 尾上 春風
おど
花