連載:映画

「『銀河鉄道の父』は私達のための映画です」

期待するな、原作を読んでからの映画がいい訳がない。

そもそも私は文庫本『銀河鉄道の父』を選んだ段階から疚しさ満載てんこ盛りだった。菅田将暉と役所広司が帯にいた。

菅田将暉は役者としてより歌だ。『間違い探し』を車の中で聞いた時、引きずり込まれた。間違った道を歩んでいなかったら出会えなかった。若いのに言うよねえ、尤も作ったのは米津玄師。

映画だろうが山だろうが何だって行った人見た人がスマホにアップしている、見るな、映画を見る前に見てどうする。

酷評、お涙頂戴だとか、セリフが聞き取れないだとか、エンドロールの曲が明る過ぎるとか、果ては監