即興都都逸 ~月と女~

流れススキの荒野の宵に
       落とし月ならどこへ行く



指に絡まる黒髪さえも
      愛し想いと文に書き



眺め名月川面にひとつ
      落とす心の闇の石



寝酒朝酒今宵も酒と
      注いで注がれて沈む月



からりころんの女の鼻緒
       濡れた夜露に月笑い



秋の月を待ってます・・・

カテゴリ:アート・文化