「お江戸でござる」そこには庶民が存在する  !

東京の朝も寝起きは寒さを感じる秋の気配、北海道の知人から「こちらは今紅葉が真っ盛り」との報告、暑い暑いと言っていた気持ちもつい先日のように感じる。

隅田川を下ると、浅草、両国、蔵前、浜町、深川は徳川家康が江戸に入府に伴い発展する。それまでは河口の三角州で藍萩の茂る低温地帯で浮き島が点在していた。江戸の庶民の食糧のための魚介類の需要にこたえるために深川に猟師町(猟師は大阪や中部から家康が呼び寄せている)が誕生する。

とった魚をさばく魚河岸が日本橋に誕生し、この一帯は物流の一大集積場と発展していく、この地は当時、三菱財閥の岩崎弥太郎の現在の清澄庭