モーツァルトの 交響曲第35番「ハフナー」・ 第36番「リンツ」をワルター指揮のLPで聴く

2021年11月以来の鑑賞。
ジャケットに記載されたカタログ番号からして、1970年代の後半に廉価盤の2枚組として発売されたのだろう。
交響曲第35番「ハフナー」。
愛聴盤はもちろんワルター。第1楽章の間然としたところがなく、それでいてチャーミングな演奏を聴くだけですでに心奪われる。
第2楽章のアンダンテは優美な旋律に酔いしれる。
メヌエットはスケール感のある音楽だ。トリオは優雅で繊細な音楽により、宮廷の舞踏の光景がイメージされる。
最終楽章は活気があり、歌劇「フィガロの結婚」の一部を連想させるフレーズもある。何度となくワルターのモーツァルト