シベリウス の交響曲第7番と チャイコフスキーの バレエ音楽「くるみ割り人形」より抜粋をムラヴィンスキーの指揮で聴く

2019年3月以来の鑑賞。
シベリウス:交響曲第7番。
バルビローリの指揮するハレ管弦楽団、コリン・デイヴィスの指揮するロンドン交響楽団の演奏で聴いている。ムラヴィンスキーの演奏は厳しさが基底にあり、体験したことはないが、吸い込めば肺の奥まで冷気に満たされるような凛とした北欧の空気感がある。時にはダイヤモンドダストの輝きを見るようでもある。フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットの木管楽器と、ホルン、トランペット、トロンボーン、そしてティンパニ、弦楽器という編成だが、いずれの楽器の音像も輪郭の明瞭さと響きの透明感は素晴らしい。

バレエ音楽「