ベートーヴェンの 交響曲第6番「田園」・ 交響曲第5番「運命」他をベームの指揮で聴く

2021年5月以来の鑑賞。
2枚組のCDの帯には「伝説的名演が甦る!ベーム/ウィーン・フィル’77年ライブ初CD化」とある。アンコールも含めすべてベートーヴェンの曲。
交響曲第6番「田園」。
第1楽章には「田舎に着いてはればれとした気分がよみがえる」のサブタイトルがある。ベームの演奏には田園の空気やその動きまでもが表現されているようだ。弱音の美しさは格別だ。静けさの中の喜びが、しっとりとした弦の響きとシンクロする。
第2楽章の小川のほとりの情景も、木々の緑や葉擦れ、かすかに吹き過ぎる風がイメージされる。
スケルツォはゆったりとしたテンポで進む。