チャイコフスキー の交響曲第5番 とプロコフィエフ の「ロメオとジュリエット」組曲第2番よりをムラヴィンスキーの指揮で聴く

2019年3月以来の鑑賞。
チャイコフスキー/交響曲第5番。
先日聴いた日本での1975年、77年のライブ録音に比べると音質ははるかに良い。かすかに、指揮台の上のムラヴィンスキーの靴音も聴こえる。演奏のスタイルや解釈は前述の演奏、1960年のDGへの録音、さらには1972年のメロディアへの録音とほとんど変わっていない。精緻極まりなく厳しい演奏も健在だ。
第2楽章はアンダンテ・カンタービレ。有名なホルンのソロは抒情豊かで、寄り添うようなファゴットの音色もまた味わい深い。オーボエとホルンの呼応にクラリネットやファゴットも加わる。中盤の金管の叫びはこれま