クレンペラーの指揮で聴くフランクの 交響曲ニ短調 とシューマン の交響曲第1番「春」

2021年12月以来の鑑賞。
フランク/交響曲ニ短調。
クレンペラー指揮でこの曲が聴きたくてこのCDを購入したのはずいぶん前になる。因みにこのCDは現在、廃盤となっている。
第1楽章のレントからクレンペラーらしい骨太の演奏だ。主部に入ってもその傾向は変わらない。腰の据わった演奏は聴く者を惹きつけて止まない。カラヤン、ジュリーニと比較して各楽章共にわずかながらクレンペラーの演奏時間が短いことに驚いた。木管をたっぷりと鳴らすのはクレンペラーらしい。厚みのある金管の響きにはまろやかさもある。
第2楽章は弦のピチカートとハープに支えられ、イングリッシュホルンが奏