シベリウスの 交響曲第2番・第6番をバルビローリの指揮で聴く

2018年1月以来の鑑賞。シベリウスの交響曲の中では聴く頻度が最も高い。愛聴盤はバーンスタインがウィーン・フィルを指揮したもの。ディヴィス盤も捨てがたい。
バルビローリの演奏は、文字通り端正で、色彩感があり美しい。第1楽章を聴いただけで十分満足できる。音楽に姿勢があるとすれば、その立ち姿もまた美しいだろうと思われる。
第2楽章は4つの楽章の中では最も好きなもの。劇的であるばかりではなく、ロマン的な香りも立ち昇る。伸びやかな金管、引き締まったティンパニの響き、どっしりと音楽の基礎を固めるような低弦、柔らかく深みのある木管、そしてしなやかなヴァイオリンやヴィ