「万引き家族」が、カンヌで賞を獲得した。是枝監督は、今までも記憶に残る作品を作り、特に家族愛、人としての情を我々に示したのだろうと思う。 井上ひさしがエッセーの中で書いている。 中学生の時に本屋で英和辞典を隠して持ち出そうとした時があったそうです。その時店のおばさんに見つかってしまう。 「坊や、これを売ると百円のもうけ。坊やに持っていかれるともうけがフイになり五百円の損が出るて、五百円のもう…
遠藤周作氏の『沈黙』が映画化されたと話題になっているようだ。この小説が世に出されたとき、自分は思春期で、この小説のことは知っていたが読まなかった。今回の映画化で、ストーリをWikipediaで知ったくらいの知識しかない。 出版当時、読まないと思った背景を、なんとなく記憶している。この話の中でクライマックス部分にあたる、踏み絵による信仰の見極め場面に、どことなく違和感を覚えたからだ。踏むとか踏ま…
仏陀の言葉 清い行いをせず、若いうちに財を得なければ、 昔を懐かしみ悔やみ過ごす。的を外した矢のように。 「子供のころ、もっと勉強すればよかった」 「あのときにもっと努力すればよかった」などと、 一度や二度は過去を悔やんだことがあるでしょう。 その後悔は、必要なときに必要なことをする大切さや、 時間は二度と取り返せないことを学ぶきっかけとなった はずです。 今からでも決して遅くはありません…