春惜しむ日差し麗らか薔薇咲いて
【夕餉は鰹の叩き スライス胡瓜を添えて 生姜や山葵の薬味 チューブのニンニク等】 ぜんまいの春惜むげにたけにけり 清原枴童 まどろみつまどろみつ春惜しみける 村越化石 九品仏迄てくてくと春惜む 川端茅舎 惜春の土佐で買ひたる赤珊瑚 細見綾子 瑞牆山のふしぎな春を惜しみけり 千葉皓史 片みちは歩いて春を惜みけり 安住敦 夕暮れに大気柔らか春惜…
【夕餉は鰹の叩き スライス胡瓜を添えて 生姜や山葵の薬味 チューブのニンニク等】 ぜんまいの春惜むげにたけにけり 清原枴童 まどろみつまどろみつ春惜しみける 村越化石 九品仏迄てくてくと春惜む 川端茅舎 惜春の土佐で買ひたる赤珊瑚 細見綾子 瑞牆山のふしぎな春を惜しみけり 千葉皓史 片みちは歩いて春を惜みけり 安住敦 夕暮れに大気柔らか春惜…
遠足の声にふくらむ山の駅 杉本艸舟 笛に散り笛に集まる遠足子 金森教子 遠足子乗り来て車内日の匂 山田天 近くても遠足小学一年生 安居正浩 遠足の弁当に鳶低く来る 秋千晴 遠足の列石段へ延びて行く 岡淑子 遠足のお菓子上限五百円 荻布貢 遠足や出羽の童に出羽の山 石田波郷 遠足に赤いリュックと水筒と アロマ 遠足の子…
けふは凩のはがき一枚 種田山頭火(1882-1940) もしジャズが止めば凩ばかりの夜 寺山修司 冬の蝶凩の里に飛びにけり 室生犀星 こがらしの夜や雪の夜や月照らす 山口誓子 冬の夜のバス停にコート着て アロマ こがらしの東西に顕つ宵の星 山口誓子 凩に出づる髪の根ひきしまり 田畑美穂女 凩に浅間の煙吹き散るか 高浜虚子 凩に晝行く鬼を見たりけ…