岩波ホールが今年の7月29日で閉館となってしまった。 ここは1968年の開館だけど、1974年から始まった「エキプ・ド・シネマ」(一般の映画館では上映されない、世界の名作映画を単館で上映する取組み)で一躍その名が知れ渡った。 私は1975年4月に大学進学のために上京したが、東京生活が始まるとすぐ岩波ホールに出かけた。 そのとき観たのはインドの巨匠サタジット・レイ監督の「大地のうた」3部作。 3…
見なければならない映画を上映してくれるのは、岩波ホールだけなのに、なんで、みんな、岩波ホールを応援しないんだろう。 僕は、他では見れない映画ばかりを上映してくれるので、半分、どこかの会社か、公共が支援してくれているものとばかり思っていました。 そもそも貧乏な学生時代から、前売りで少しでもお金を節約して映画を鑑賞していて、映画のことは語っても、岩波ホールの映画館自体にあまり感謝もなかったのです…
コロナの影響です閉館との事です
私は映画館では月に1~3本しか見ませんが、去年の最後が<家(ウチ)へ帰ろう>、そして今日、岩波ホールで見たのが<葡萄畑に帰ろう>で”帰ろう”尽くしでした。もっともこれは配給会社がつけた邦題で、<葡萄畑・・・>の英題(原題と同じ?)は”The Chari”です。 ジョージア映画で、”難民追放大臣”になった主人公が買い込んだ椅子が権力の象徴として描かれ、勝手に動いたりしゃべったりします。しかし、選…